2018年2月14日水曜日

精麻でひもづくり--大麻博物館

手仕事専科では、精麻に関する工房がいくつもあります。
ひとつは、野州麻紙工房(大森芳紀氏)、野州大麻(やしゅうおおぬさ)、麻の葉工房となりますが、鹿沼市下永野の大森由久氏の畑で作られるものです。
大森氏は、大麻草の普及に熱意をもって関わられています。そして、御子息の大森芳紀氏が、その情熱を引継いで、活動されています。
もうひとつは、大麻博物館ですが、こちらは、高安淳一館長が、精麻の学術的な普及を目指しています。

栃木県産の精麻は、全国の8割以上を産しているのですが、このままでは、日本人の記憶から消えてしまうのではないかと危惧しています。
戦前までは、25万戸の農家で生産されていた大麻草ですが、現在では、40戸です。
信じられますか。
私は、20代の頃に2年間ですが、世界を一人旅で歩いていました。
ソビエトを皮切りにヨーロッパから、中近東、そして、インド、東南アジアです。
アフガニスタンやインドでは、西洋からの旅人が、マリファナやハッシッシといって、喫煙していたのをまじかにみていましたが、私には、馴染のない嗜好でした。
もともと、戦前の日本では、大麻草の喫煙の習慣はありません。
しかし、日本の大麻草の歴史は、東南アジアから有用な植物として、神話の世界に伝えられています。
すなわち、縄文時代からであり、古代奈良朝廷では、国家の事業として、大麻草は、扱われています。その後も現在も大麻草は、天皇家の祭事には、欠かせない祓い具です。
伊勢神宮の御札には、大麻草「精麻」が、使われています。

私の子どもの頃には、農家でしたが、大麻草の栽培の記憶はありませんが、日本人の教育からは、完全に消えています。
戦後のGHQによる天皇家の威信を失墜させるための「大麻撲滅」の統制は、教育界に壊滅的な影響を与えました。
なぜに日本のアカデミックな人々にそれが受け入れられたのか。
恥ずかしい限りです。
文化というものは、100年もあれば、言語さえもなくすことが出来るといいます。
西洋の植民地支配にそれらを見ることが出来ます。
植民地政策の大要は、民族のアイデンティティを無くすことです。
帝国主義時代の西洋の国々は、400年以上にわたって、世界中の国々を征服し蹂躙してきています。
南北アメリカ、豪州、イスラム、インド、中南米、アフリカ、・・・・。
その歴史は、悲しいおぞましい歴史です。

最近、大森氏や高安淳一氏等の大麻草の文化的な普及活動により、「大麻草(精麻)から、麻紐づくり」に関心を持つ方々が、増えています。
それらのキットの御注文が人気です。
今日は、そのような精麻について、少しご紹介いたします。
精麻は、大麻草の繊維です。
極細かな繊維にしたものを結び繋いで、糸に捩ります。
これを績(う)むといいます。
通常木綿などは、繊維をまとめて、織り込んでしまうのですが、日本大麻草の(繊維の)質から、このようなことが、出来ないと言われています。
古代から続く麻布は、この様にして績んだものから、織られています。
ですので、容易な木綿が、普及してくるとあっと言う間に麻布作りは、廃れてしまいました。
糸作りから、織までが、全て手作業です。
大麻草から精麻を取り出すのには、いろいろな手順があります。
※詳しくは、こちらをご覧ください。
「精麻をご存知ですかvol001~vol003」
http://tesigotosenkablog.blogspot.jp/2016/09/vol001.html
http://tesigotosenkablog.blogspot.jp/2016/10/vol002.html
http://tesigotosenkablog.blogspot.jp/2016/10/vol003.html

個人が、麻紐つくりとして行うには、次の道具等が必要です。
・テキスト  精麻でひもづくり
・精麻    3種類のどれか
        鹿沼産(特上、標準)精麻
        福島県産精麻(糸を績むには、適した細かな繊維となります。)
・紡錘車   弾み車
        この道具は、必須です。

手仕事専科 http://tesigotosenka.com
大麻博物館 http://tesigotosenka.com/taimahakubutukann.html

紡錘車 
¥2,520 
■商品コード S-32008■
注文(メール)

・精麻でひもづくり(小冊子)           
¥515
 B-5サイズ

■商品コードS-32022■                
注文(メール)
・精麻(特上)             
¥750
 長さ 1.9m × 1束
■商品コードS-32020■                 

注文(メール)

・精麻(福島県産)           
¥865
 長さ 1.9m × 1束
■商品コードS-32021■                

 注文(メール)
●福島県産の昔からの精麻の品質です。
麻糸を績むに適した細く裂くことのできるものです。
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2018年2月11日日曜日

朝鮮通信使と下川原焼人形

手仕事専科には、津軽の伝統工芸、下川原焼土人形があります。
その工房は、阿保正志さんが作っているのですが、彼のお母さんとのお付き合いが先でした。
私が、星と森のロマントピアそうまに赴任していた折にモニター制度をつくり、施設の御利用者から、いろいろのご意見を聞いていました。
阿保てい子さんが、その方でした。
いろいろの積極的なご意見を頂戴して、サービスなどの改善に取り入れていました。
そして、津軽凧絵の山内和人さんから、阿保正志さんをご紹介いただいて、驚いた次第でして。

先日、尼崎市にお住いの方から、仲尾宏著:朝鮮通信使-江戸日本の誠信外交(岩波新新書に)3体の下川原焼人形が、紹介されているけれども、その人形を気に入っており、探していますとのお電話を頂戴いたしました。
その後、調べたところ広島県の呉市に(公財)蘭島文化振興財団があり、そこにその人形が残っていることが分かりました。
12体の人形です。
画像をご覧ください。
今も作り続けられている下川原焼土人形ですが、今の物とおなじものが、幾つか見られました。
人形笛です。
・人形笛「俵」           
¥1,000  丈6cm×横4cm×巾4cm
 ■商品コード T-17050■
  
注文(メール)
・人形笛「筆持ち」         
¥1,000  丈6cm×横4cm×巾4cm
 ■商品コード T-17044■
    
注文(メール)
人形笛「犬たて」        
¥1,000 丈6cm×横4cm×巾4cm
 ■商品コード T-17047■
  
 注文(メール)
下川原焼土人形 阿保正志
http://tesigotosenka.com/sitakawarayaki.html
前近代の江戸時代に朝鮮通信使として、広島の呉市から訪れたといいます。
詳しくは、下記となります。

 朝鮮通信使(ちょうせんつうしんし)とは、室町時代から江戸時代にかけて李氏朝鮮から日本へ派遣された外交使節団である。正式名称を朝鮮聘礼使と言う。
 
朝鮮通信使のそもそもの趣旨は、室町幕府将軍からの使者と国書に対する高麗王朝の返礼であった。1375年永和元年)に足利義満によって派遣された日本国王使に対して(よしみ)を通わす使者として派遣されたのが始まりである。15世紀半ばからしばらく途絶え、安土桃山時代に李氏朝鮮から秀吉に向けても派遣された。しかし、その後の文禄・慶長の役(壬辰・丁酉倭乱)によって日朝間が国交断絶となったために中断されて、江戸時代に再開された。
広義の意味では室町時代から江戸時代にかけてのもの全部を指すが、一般に朝鮮通信使と記述する場合は狭義の意味の江戸時代のそれを指すことが多い。「朝鮮通信使」という表現は研究者による学術用語であり、史料上には「信使」・「朝鮮信使」として現れる。また江戸幕府は朝鮮通信使の来日については琉球使節と同様に「貢物を献上する」という意味を含む「来聘」という表現をもっぱら用いており、使節についても「朝鮮来聘使」・「来聘使」・「朝鮮聘礼使」・「聘礼使」と称し、一般にもそのように呼ばれていた。

江戸幕府の外交政策において、朝鮮は琉球王国と並んで正式な国交のある通信国とされていた。その他の中国の、ポルトガル(南蛮)、オランダ・イギリス(紅毛)といった国々は貿商国と定義されており、貿易は行いつつも幕末まで正式の外交関係はなかった。このため朝鮮通信使は江戸幕府の威信を示す機会であるとともに、文化交流のきっかけにもなった。

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2018年2月8日木曜日

人気の内裏雛

手仕事専科には、際物として武者絵や津軽凧絵、お雛様飾り(吉貞)などがあります。
最近とても嬉しいニュースがありました。
津軽の下川原焼土人形が、弥生の節句を迎えて、人気なのですが、更に驚きがありました。
広島呉市に(公財)蘭島文化振興財団 松濤園がありますが、そちらに下川原焼土人形が、展示されているというのです。
「え!」
江戸時代の朝鮮通信使のお土産として、使われていたといいます。
次号で詳しくご紹介したいと思います。

話を戻しますね。
弥生のお節句は、お雛様飾りになりますが、下川原焼人形には、内裏雛5段飾りのお雛様セットがあり、節句を迎えて、製作に大忙しです。
もうそろそろ、御注文(受付)が打切りになってしまいます。
3月3日のひな祭りには、母方の祖父母から贈られた雛人形を飾り、女児の成長や幸せを家族皆で願います。
最近は、住宅事情から、かつてのような豪華な7段や5段飾りの雛壇ではなく平段やガラスケースに入った3段程度の物が、人気だといいますが、どのような飾りでも必ずいるのが、お内裏様とお雛様です。

しかし、そもその雛人形とはったいどのようにして誕生したのでしょうか。
雛人形は元々、「上巳の節句」の際に、草や藁で作った人形(ひとがた)で体を撫で、穢れを移したものを川に流すことで厄払いとされていた行事と、貴族階級の女児が行っていた紙の人形のおままごと遊びである「ひいな遊び」が合わさって生まれたものだと言われています。
ひいなには、小さくてかわいらしいものという意味の外に、大きいものを小さくするといった意味もあったから、人形(ひとかた)とも意味が重なり、いつしか人形(ひとがた)は「流しひな(雛)と呼ばれるようになっていったといいます。
この流し雛の風習は、今も鳥取県などで行われています。
また、江戸時代になると人形作りの技術が発達し、紙で作られていた流しひな(雛)はより精巧に豪華になっていきました。そうすると人々は雛人形を川に流すのではなく、飾るものへと意識を変えていったのです。
※縄文時代には、土偶がありました。かつての旧木造町になりますが、亀ヶ岡遮光器土偶が出土しています。
手仕事専科夢野工房でご紹介しています。
 素晴らしい重要文化財の土偶ですが、土偶は、穢れを祓う具として使われていたといいます。というのは、住居跡からは、手足を折られた土偶が沢山出土しています。
人形の土偶が、ひとの身代わりになっていた所以です。数万年前の縄文人も平安時代の人々の想いも同じだったと言えます。
手仕事専科    http://tesigotosenka.com
下川原焼土人形 http://tesigotosenka.com/sitakawarayaki.html   
・内裏雛(大)   
丈12cm×横11cm×巾8cm
 ■商品コード T-17065■  

注文(メール)
・お雛様セット(大)
お雛様セット(小)
注文(メール)
下川原焼土人形
阿保正志 さん
津軽伝統工芸
鳩笛、人形笛、・・・・。
見ていて楽しい土人形です。
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2018年2月7日水曜日

棘のない薔薇---三浦麻梨乃の世界.vol.06

三浦麻梨乃の世界.vol.6は、「棘のない薔薇」です。

「棘のない薔薇」で調べますと、バラ・薔薇の花ことばが無数にあることが分かります。
愛と美の象徴として扱われる薔薇ですが、昔から想い人へ気持ちを伝える花として用いられ、恋愛に関する花言葉としても有名です。
日本の万葉集や古今集ででてくるものは、馬酔木、卯の花、梅、椿、ヤマブキやリンドウ、藤、桜・・・・などですが、花鳥風月の花と聖母マリアに意味する薔薇とでは、異なるようです。
薔薇は、茨(いばら)からの名称だといいます。

薔薇の花言葉は、本数や色、部位、状態や組合せ・・・・。
あまりに多くて、大変!
----「棘のない薔薇」は、白バラは純潔、無垢、処女性を、赤バラは愛、殉教、キリストの受難を象徴します。また、花の女王とされるバラは、「棘のない薔薇」として、聖母マリアとも結びつけられています。----

作品は、花びらの間で休憩をしているアマガエルを描いています。
命をつなぐ水を浴びて、安心して休んでいる姿は、微笑ましい。
アマガエルは、ほんとに小さな可愛らしい生き物です。
庭木の草花や林の葉のなかに隠れ家を見つけて、生息しています。
聖母マリアをあらわす薔薇の花びらに安らぎを見つけていました。
銅版画家 三浦麻梨乃 http://tesigotosenka.com/marinomiura.html#2009
手仕事専科 http://tesigotosenka.com

棘のない薔薇  額込
 技法・素材 
  
銅版画・ハーネミューレ紙
 作品サイズ(縦×横)
 
 17.6×8.7cm
 額サイズ
 
 八つ切タテ (33.3×27.2cm)
 ■作品コードAC-03804■

注文(メール)

銅版画家 三浦麻梨乃
6.棘のない薔薇
アマガエルは、よく花びらの間で休息をします。
花びらの布団に身を包みまったりと安心しています。
命をつなぐ水を浴びる姿は、母の愛情をたっぷり受ける子供のようです。
棘のない薔薇は「聖母マリア」を意味する事を後から知りました。偶然にも共鳴するものを感じる場面になりました。
三浦麻梨乃
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2018年2月5日月曜日

ごったがえる---三浦麻梨乃の世界.vol5

三浦麻梨乃の世界.vol5.は、「ごったがえる」です。

「ごったがえる」は、駄洒落です。
私は、栃木県生まれです。
「ごったがえる」は、きっと、栃木や茨城の方言だろうと思います。
「いろいろなものが秩序なく入り混じるさま」の意ですが、それを蛙との洒落に使い、いろいろな蛙が入り混じっているのでしょう。

私の子どもの頃は、 田圃の荒塊搔き(あらくれかき)が済んで、田に水を張る頃には、蛙の合唱でした。
主にトノサマガエルでしたが、まさに「ごったがえる」の様でした。
隣の爺様が、蛙釣りが好きで、田圃の土手に半日も座り、蛙を釣り上げては、生簀に容れていました。それは、見事な蛙のいっぽん釣りでした。
暇つぶしですが、子どもの頃の長閑な初夏の風景を思い出します。
煩すぎるほどの蛙の声と重なり合うような田圃の蛙の集団です。
まさに「ごったがえる」です。
夏休みには、隣がラジオ体操の家でしたので、その家の前の田圃の風景です。
子どもの頃の夏休みや田圃や田園の一こまです。

三浦麻梨乃の世界.VOL5で、この作品を取り上げました。
蛙の表情も重なり合っている姿もリアルであり、ユーモラスです。
こんな作品を不断に目に触れるところに置いておきたいものです。

銅版画家 三浦麻梨乃 http://tesigotosenka.com/marinomiura.html#2008
手仕事専科 http://tesigotosenka.com
ごったがえる
 技法・素材 
  
銅版画・ハーネミューレ紙
 作品サイズ(縦×横)
  
17.6×8.6cm
 額サイズ 

八つ切タテ (33.3×27.2cm)
 ■作品コードAC-03711■

注文(メール)
銅版画家 三浦麻梨乃
 5.ごったがえる
だじゃれをもとにひらめいた作品です。
日本で生息する在来種と外来種のカエルが共に段重ねになっています。
アマガエルが頂点に立ち、のどを鳴らしています。
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2018年2月4日日曜日

会津木綿ストール・マフラーのプレゼント!

下野・会津・津軽 手仕事専科は、2010.04.08の創業です。
2011年の東日本大震災もへましたが、その後の「和のブーム」もあって、順調に成長してまいりました。
和のブームは、いろいろの番組で見られました。
和風総本家、何でも鑑定団、NHKBS美の壺、所じょうじの特集、NHKなどの歳時記番組・・・。
日本の伝統文化を見直すことになり、中国や韓国からの爆買もあって、愛国心から若い方々にも好意的に迎えられたのかと思います。

しかし、昨年秋頃から、少し停滞気味の印象を受けています。
俗にいう踊り場を迎えたのでしょうか。
お年寄りの保守的な生活観や若年層の文化に対する風潮など、危うさを感じています。
オリンピックまでは、外国の方々の日本文化に対する憧憬や観光で継続することでしょうが、国内需要は、ピークを過ぎたと思います。

この度、2018年度「酵母倶楽部」(頒布会)を行います。
それに伴い「頒布会キャンペーン」として、「会津木綿ストール・マフラープレゼント!」を行います。
主旨は、和美との生活のひとつにある「自分の健康、家族の健康は、自分で守る。」
そして、会津木綿のもつ粋を楽しんでもらうことです。
詳しくは、こちらをご覧ください。
2018年度酵母倶楽部発足の主旨
酵母倶楽部の要綱
頒布会・商品スケジュール
お申込み
頒布会キャンペーン
2018年度酵母倶楽部頒布会キャンペーン
 1.「頒布キャンペーン」
   ●キャンペーン期間  2/1~4/30
    プレゼントは、キャンペーン期間限定です。
   ●年12回の頒布から、6回以上の頒布をお申し込みの方にプレゼント。
    (注)お申込み後の解約もしくは、頒布回数が6回に満たない減数の場合
       には、商品代を別途お支払い頂くことになります。
   ●頒布会限定「会津木綿マフラーのプレゼント!」
    8種類の会津木綿「ストールロング」「マフラー」から、御希望品を1点お選び
    下さい。
    商品№をお書きの上、お申込み下さい。
    お申し込み後、随時発送いたします。
    ・ストールロング 巾35cm×長180cm 又は、マフラー 巾35cm×長165cm              
    (プレゼント商品例)
 
(私見)
日本の教育界やアカデミーの知識層は、反体制の主張を持って任じているように感じます。
日本の古来からの歴史や伝統は、日本民族の成り立ちを是とすることが、必要に思います。
私の根底にあるものは、日本民族や日本国に対する「日本人」としての誇りと愛国心です。
世界史を紐解いてください。
西欧の帝国主義の歴史と何世紀にもわたって虐げられた南北アメリカやアフリカ、アラブ、インド、中国です。
それらの国々は、今でも西欧列強の影響下にあります。
そして、形を変えて続いています。
第二次世界大戦は、それら西欧列強とアジアの覇権争いの結果、敗れた日本があります。
彼らのプロパガンダは、それらを覆い隠すものですが、日本の教育、経済界は、それらを受容れてきました。
愚かな人々によってです。
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2018年2月1日木曜日

露玉(つゆだま)--三浦麻梨乃の世界.vol.4

三浦麻梨乃の世界.vol.4は、「露玉(つゆだま)」です。

私たちのつかう言葉に「露(つゆ)」があります。
皆さんは、どのようなイメージで聞きますか。
いろいろな状況で使いますが、俳句や和歌では、「儚い・はかない」の意味を持たせていることが多いでしょうか。
今回の作品「露玉」では、蝉の命と重ねていました。
朝露も夜露も野山のススキや庭先の草花の葉におりる露の光景です。
朝露にひかる朝日や夕方の夜露にひかる茜色の夕焼けも子どもの頃にみた美しい感動に繋がります。
自然の映像の与える感動です。
しっとりとした風情に詫び寂びの世界にも通じるものを感じますが、三浦麻梨乃は、それに「蝉の抜け殻」を描いています。
儚い蝉の命です。

露玉(つゆだま)
技法・素材 
  
銅版画・ハーネミューレ紙
 作品サイズ(縦×横)
8.5×6.6cm
 額サイズ:
八つ切タテ (33.3×27.2cm)
 ■作品コードAC-03707■

http://tesigotosenka.com/pic/AC-03pic/AC-03707.html
銅版画家 三浦麻梨乃
---露玉(つゆだま)---
朝露が溜まる葉の裏に、蝉の抜け殻がついていました。その姿が美しいと思いました。
地上では、ひと夏で終える蝉の命。
俳句で露をはかないものにたとえて詠むことが発想のイメージとなりました。
銅版画家 三浦麻梨乃 http://tesigotosenka.com/marinomiura.html#2007a
手仕事専科 http://tesigotosenka.com

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