2014年11月26日水曜日

干支「未」づくりにいそがしい小砂焼 藤田製陶所

昨日は、手仕事専科の工房・小砂焼 藤田製陶所に伺いました。
人気の金結晶、鉄赤の小砂焼です。
小砂焼は、益子焼よりも古く開発された窯ですが、180年からの歴史を持っています。
水戸藩主、徳川斉昭が1830年(文政13?)藩主になった翌年に、殖産興業政策として、陶土を探させ、同年、12/10に小砂に陶土発見が、発見されてからです。1841年、唐津より、陶工 伝五郎を招き、1851年(嘉永4)大金彦三郎により御用瀬戸試焼開始 (小砂焼の始まり)されました。
今でも、無尽蔵といえるほどの陶土があります。
師走を迎えて、季節の風物詩ともいえる干支つくりで、忙しい最中でした。
来年は、ひつじ年です。
仕事にいそがしい藤田真一さんを写真に収めました。
手仕事専科 http://tesigotosenka.com
小砂焼藤田製陶所 http://tesigotosenka.com/koisago.html
小砂焼は、八溝山中の小口川の谷間に開けた田園地帯馬頭町小砂町に
伝えられている焼物である。
 浜田庄司の益子焼に隠れて、あまり知られていないが、歴史は益子焼よりも古く、
その伝統技法に黒釉に黄金色の結晶斑点、俗に言う「金結晶」がある。
6代目当主の藤田眞一氏は、優れた陶芸家でもあり、また、経営者でもある。
体験館の整備や商品に対して職人としての心意気ある方である。
訪れる者は、その焼物とお人柄に味わい深い時間を過ごされると思う。
                  -隋想舎「下野の手仕事」より-
  

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