2011年3月12日土曜日

津軽に「夢野工房」柴谷浩二さんをたずねました

 先日発生しました大地震で被災された皆さま、並びにそのご家族の皆様に、心からお見舞い申し上げます。今回の地震により地域ごとに停電を行う「輪番停電」が実施され弊社もその地域に該当しており少なからず影響を受けております。また、弊社サービスをご利用の工房の皆様にも被災された方がいらっしゃいますが、皆さまのご無事と1日も早い復興を心からお祈り申し上げます。

 土偶作りのカリスマ「柴谷浩二」さんとそのスタッフをたずねました。つがる市(旧木造り町)に出土した亀ヶ岡遮光器土偶にであい魅せられ、それから土偶造りに入った柴谷さんと短い時間でしたが、お話をしてまいりました。

  現在、夢野工房は平川市にあり、こちらで土偶レプリカを作られております。遮光器土偶は、縄文時代は、手捻りで作られており職人ともいえる専門の縄文人が、作られていたことが窺われます。髪は、縮れておりソバージュ風で束ねられており、男性は髭も濃く生えていたようです。また、眼や手もデフォルメされており、技術的な要素ですが、焼成するさいに崩れないように肩が張って作られています。被服の文様も美しいデザインで、また、縄目の文様がつけられており、アイヌ民族の意匠へと継承されていると見られます。

 現在、「下野・会津・津軽 手仕事専科」では、土偶と埴輪を「古代のロマン」としてご紹介しております。同時に、土偶の持つ祭祀的な性格から「大麻と土偶」としてもご紹介しております。柴谷さんによると土偶は、成就してからではなく、願いを込めてその都度土に埋めたと言われます。
 これからも「土偶」のもつ縄文人の精神性と「大麻」の持つ精神性をご紹介して行きたいと思います。今日は、夢野工房の風景を写真からご紹介いたします。
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■お求めは、下野・会津・津軽 仕事専科から。
平川市の工房
「夢野工房」の看板と猪股静穂さん
夢野工房の制作中のスタッフ

・ミニ亀ヶ岡土偶

つがる市(旧木造町)で出土した土偶仮面
カリスマ土偶制作者 柴谷浩二氏
□■左から■□
・盛岡市 出土土偶
・板柳出土土偶   
・三戸土偶(箱付き)
・亀ヶ岡土偶(中型全身)
・田野畑 土偶  
ひじょうに美しい土偶です。
「縄文のビーナス」という国宝土偶がありますが、
遮光器土偶の中では、ひじょうに美しく女性的な土偶です。
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